③乾いた状態で量感、質感の調整をします。

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2015年07月16日

 

 

 

 ①髪は根元まで全て濡らしてから。

 

で毛先をカットで整え

 

 ドライヤーは基本的にハンドドライです。

 

で根元を乾かし整えました。

 

 

 

 スタート(根元)とゴール(毛先)が

 

綺麗に揃った「1番良い状態」で

 

最後に「量感と質感の調整」をします。

 

 

 

 

 セニング(髪をすく)の事です。

 

手間はかかりますが、より確実な方法です。

 

ここまでやって、やっとヘアスタイルが完成します。

 

 

 

 乾かすのは根元を整えるだけではなく

 

髪の量感、質感を正確に見るためでもあります。

 

 

 

 濡れていると「水の重さ」が加わってしまいます。

 

髪同士がくっついたり、本当の質感も見えません。

 

乾かすことで正確で丁寧なセニングができます。

 

 

 

 当店の場合は髪の状態に合わせ

 

カットシザーとセニングシザー、どちらも使用します。

 

(※シザー = 鋏)

 

 

 

 カットと、セニング

 

分かりやすいよう2つの呼び名がありますが、

 

 

 

「毛先をカットする技法」

 

「毛先以外をカットする技法」

 

という違いであって、どちらも

 

「ヘアスタイルにとって不必要な部分を取り除く」

 

という役目は同じです。

 

 

 

 カットとセニング、

 

2つ揃って初めて「カット」です。

 

 

ヘアスタイルは最初から

 

カットとセニングで出来ており、

 

どちらかを「しない」という選択肢はありません。

 

 

 

 

 

 

 ちなみに

 

 

 

 「沢山すいて欲しい(軽くしたい)」

 

というご希望をいただくことがありますが、

 

セニングは「ただ軽くする」ためのカットではありません。

 

 

 

 上記した通り

 

そのヘアスタイルにとって「不必要な部分」

 

を取り除く作業です。

 

 

 

 その量は髪質とスタイルによって変わりますし、

 

「結果として、最初より軽くはなる」というものです。

 

 

 

 「すき過ぎ」は悲惨な頭になります。

 

「必要な部分」まで切り落としているから、

 

ヘアスタイルとして壊れており

 

軽いだけで、扱いづらく、見た目も手触りも悪いです。

 

 

 

 適切にセニングされたヘアスタイルは

 

全体にバランスよく、毛先に向かって綺麗に先細りし

 

指通りも良く、かえって軽く感じます。

 

 

 

 

 まったく「すかないで欲しい」

 

というご希望もありますが、

 

こちらも上記した通り、

 

そんなヘアスタイルがありません。

 

 

 

 ほぼ間違いなく変な頭になると分かっているので

 

当店では責任とれません。

 

後からカットのお直しも対象外です。

 

 

 

 過去「セニングしたら変な頭になった」んだとしても

 

それは、その美容師がカット下手なだけです。

 

「セニングのせい」では決してありません。

 

 

 

 セニングが下手な美容師は非常に多いです。

 

その上「時短」などしてくるもんですから

 

それはもう目も当てられないくらい酷いもんです。

 

 

 

 髪が本当に自然な状態というのは

 

6年以上まったく1度もカットしていない状態です。

 

 

 

 どんなカット方法であろうとも

 

「髪を、途中で切断している」

 

という時点で、既に不自然なんです。

 

 

 

 その不自然さを、

 

セニングでより自然な状態に調整したものが

 

ヘアスタイルなんですね。

 

 

 

 

 

 「カット」について

 

 ①髪は根元まで全て濡らしてから。

 

 ②ドライヤーは基本的にハンドドライです。

 

 

 

 

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