ヘアカタログ は「アイロンとコテとフォトショップ」

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2015年07月14日

 

 

 

 

 ヘアカタログはソレ自体が商品であり広告媒体です。

 

出来るだけ買いたい・行きたいと思ってもらえるよう

 

思考を凝らしています。

 

 

 

 実際に掲載されている写真が綺麗で可愛いほど

 

目を引くし、買ってもらえるし

 

良い宣伝になります。

 

 

 

 それを出版社・美容室同士で競い合っています。

 

選ぶ消費者側にも責任があるんですが、

 

どうしても綺麗に見せたもん勝ちになってしまいます。

 

 

 

モデル、ブロー、アイロン、コテ、スタイリング剤各種

 

高性能一眼レフカメラ、照明、画質の調整調律、

 

そして最悪フォトショップ。

 

 

 

 やり出せばキリがありませんし

 

やればやるほど現実から遠ざかるのですが 

 

より綺麗に見えて、売れてしまうのだから仕方ない。

 

 

 

 プリクラなどもそうですが、もはや誰か分からない。

 

でもプリクラは分かってて遊びで撮ってるからいいんです。

 

でもあの写真を履歴書やビジネスでは使いませんね。

 

 

 

 それを集客のために

 

ビジネスの現場に持ち込んじゃってるのが

 

美容業界なんですね。

 

 

 

 パーマと書いてあっても

 

あくまでも「パーマ風」です。

 

コテで巻いてないとは言ってないですね。

 

 

 

 真面目に、馬鹿正直にスタイルを作った方が

 

どうしても見劣りしてしまい、

 

正直者が馬鹿を見てしまう典型になっています。

 

 

 

 結果、最終的に最も馬鹿を見るのは

 

「お客様」ってことになります。

 

そのヘアカタログの写真を見て選ぶから

 

 

 

 美容室で普通に施術しても

 

ヘアカタログのヘアスタイルには

 

絶対になりません。

 

 

 出来ても「その一瞬」です。

 

美容室帰りに風に吹かれたら終了です。

 

またはガチガチに固めないといけません。

 

 

 

 絶対にならないのに「やろうとする」と

 

無理な施術でヘアスタイルも髪質も壊してしまい

 

逆に変な頭になってしまいます。

 

 

 

 また、変なヘアケア商品やアイテムを

 

買わされてしまったりもします。

 

「ならない」のに。

 

 

 

 ヘアカタなどは何かもう半分フィクションです。 

 

しかも静止画です。

 

スタイリング出来立てホヤホヤの奇跡の一枚です。

 

 

 

 ヘアカタログや撮影が悪いということではなく

 

より美しさを追求した「写真」であり、

 

一つの「作品」作りとして捉えた方が適切なんです。

 

 

 

 テレビのタレントさん達とかの髪も同じで

 

「撮影・収録用」「その時だけ」のヘアスタイルです。

 

普段から自宅で「ああいう風」にはなってません。

 

 

 

 そういうヘアスタイルを、

 

現実の人の頭の上で再現したり、

 

まして日常生活で維持できる理屈はありません。

 

 

 

 ヘアカタログは、

 

あくまでも「参考」程度にしましょう。

 

 

 

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