32B こういうカットになってたら危険!

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2015年08月25日

 ふとした瞬間に「西の人ですか?」とバレたyamaBです。

 

おかしいな、完璧な標準語のはずなのに・・・油断しよったんやなぁ(こら)

 

 

 

 

 

 

 本日のサロンワークでもいらっしゃいましたが、

 

初めて担当するお客様、カウンセリングをしてみると

 

思っていたよりもずっと多いのが、こちらのカットスタイル

 

 

 

6

 

 

 

 絵かよ

 

 

 

はい、何も見ずに描いてみましたシリーズ。笑

 

流行る、かな?(うざ)

 

すみません本当・・・実物写真はalmaが出来るまで

 

勘弁してくだせぇ・・・

 

 

 

 

 

 と、言うかこちらのスタイル

 

ご本人様があまりに可哀相なので、写真撮れても載せ辛い・・・

 

なんせ、1回じゃ、とても直せないスタイルだし、

 

写真でも、仕上がりだけ見ると、良く分からないから。

 

 

 

 

 

 左が髪を下ろしている状態

 

右がカットの設計図である展開図というモノです。

 

今日はロングでしたが、ミディアムやボブでも多いですからね。

 

 

 

 

 

 美容師さんなら、多分こんな下手くそな図でも

 

パッと見て「あーはいはい」ってなる、そんな美容室あるあるです。笑

 

いや笑えないか・・・

 

この図をもし美容師さんが見て

 

 

意味が分からない、もしくは自分コレ切ったな・・・と思った人は

 

 

大至急カットの勉強をし直しましょう。

 

お客様の為はもちろん、自分の為に!

 

 

むしろこんなカット誰も教えないし、

 

 

どんな本にも載ってないはず・・・いや、

 

だから逆にやってしまうのか・・・?

 

 

ちょっと想像力を働かせれば、分かる、かも?

 

 

 

 

 図のスタイルを簡単にyamaB的に説明すると

 

 

ロングのオカッパ

 

 

からの

 

 

中だけセニングで穴だらけカット

 

 

です。

 

 

 

 

 表面は重めにして被せて、隠してしまってから

 

中の方を根元からガツガツとセニング(髪をすく)事で

 

触った時の軽さとタイトなシルエットにしている・・・んだと思う。

 

 

 

 

 

 問題点は太い赤矢印

 

ヒョロヒョロしてるのも、毛、です。

 

向こうのお客様のお顔が透けて見えます・・・

 

いや、これ、大袈裟に描いたわけじゃないですからね?

 

本当に、横から見たら、髪の毛こうなってんです。

 

本日のはとくに分かりやすく酷いパターンだったので載せました。

 

 

 

 

 色々ツッコミどころはあるけれど、

 

せ、せめて、もう少しバランス良く・・・

 

 

・・・え?

 

 

「ディスコネです」って?

 

 

ハサミ二つに割るぞこの野郎。

 

 

ソウデスカ、ザンシン、デスネ・・。

 

 

 

 

 

 とにかく、さすがに、ここまで行くとやり過ぎ

 

もしかしたら何回かに分けてとか

 

それぞれ違う美容師さんが切ったのかもだけど・・・

 

それならそれで、誰かしら止めて欲しかった。

 

修正出来るところまでで・・・。

 

 

 

 

 

 髪のダメージは治せない・・・

 

 カットこそが最強のヘアケアであり、最後の砦・・・

 

 

 

 

 

そのカットでコレをやってしまったら、お終いなんだよ・・・

 

もう何も出来ないでしょ

 

だってそこにもう毛がないからねっ!

 

 

 

 

 

 あ、でも今日は切りました。笑

 

ごん太く残った根元から中間と

 

セニングされていない表面を馴染ませました。

 

伸びてきた時につながりやすいように。

 

 

でも、所詮、応急処置。

 

 

毛先ももう、ペラペラ

 

根元をセニングすれば、当然、毛先も更に減る。

 

 

バランスって本当に大切なんです。

 

 

毛がない部分が伸びなきゃ、どうしようもない・・・

 

 

 

 

 スタイルチェンジしてしまおうかとも思いましたが

 

まだ、ちょっと、中の穴あいたところの毛が短か過ぎるし

 

セニングで切られてラインもグチャグチャしているし、

 

範囲が広すぎるので、もう少し伸びて落ち着いたら、

 

バッサリいきましょうね◎

 

 

 

 

 お客様も気をつけないといけない、これは大切な話し。

 

何度でも書きますが、カットにしたって、美容師に出来る事は

 

物理と化学で可能な範囲!

 

 

 

 

 (見た目が)重いスタイルにしたいし、段も入れたくありません。

 

 (伸ばしているので)長さも短くしたくないので切りたくないです。

 

(でもそれだと)髪の量が多くて重いので、すいて(セニング)下さい。

 

 

 

 

出来んやろっ^^

 

 

 

 

 

こうして文章にすると、分かりやすいでしょうか?

 

矛盾がありますよね

 

重くしたいのに、軽くしたくて、でも、長くしたい・・・?

 

 

 

 

 

 いや正確には出来ますよ。

 

フレンチカットグランできる上手な美容師さんとか

 

全体をバランス良くセニング出来る美容師さんなら。

 

 

 

 

 カットで作るスタイルをグラで重めのAラインなどで作り

 

長さとの兼ね合いから適度に根元から毛先までの毛量を調節すれば、出来る。

 

 

でも限度がある。

 

 

大体こういうパターンだと

 

 

「もっと軽くしたい」になるんですよね・・・

 

 

 

だから矛盾してくる。

 

どこをセニングしたって、絶対にその先には「毛先」がある

 

「毛先」がなくなれば、長さは保てないし

 

そもそも「重いスタイル」なのに毛先ペラペラじゃ成立しなくなる・・

 

 

 

 

 

 

 美容師さん側も、ちゃんと勉強し、ちゃんと考え

 

そして「もっと軽くしたい」とか無茶振りされてもね

 

ちゃんと断るべき時は断りましょう。

 

カウンセリングはしっかりやりましょう。

 

出来ないものは、出来ない!

 

 

31B カウンセリングはオマケではない

 

 

それも、私達のお仕事ですからね。

 

 

 

 

 

って私も全然なんですけどねスミマセンでしゃばってゴメンなさい頑張ります終わりー。

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