カット

2015年08月30日
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 本日のサロンワークは常連様のカットから始まりました・・・

 

 

が・・・

 

少し、ほんの一ヶ月ちょっと見ない間に・・・

 

とっても短くなり、そして・・・

 

 

 

すっげー左が外ハネになりましたね

 

 

 

 

 32B こういうカットになってたら危険!

 

 

 

 

 こ、これは・・・

 

 

 

怒って、いいんですか?^^

 

 

 

 

(いいーんです)

 

 

 

 

まぁ、許可は、軽くいただきましたし

 

同じような被害が増えないためにも、ね・・・

 

 

9

 

 はいドーン

 

 

何も見ないで描いてみたシリーズ。

 

前回の、正面から見たバージョンですね

 

(これ、一般の人は、やっぱ分からない、よね?;;;)

 

 

 

 まぁ〜〜〜その、私が行方不明になっていた間に

 

(退職してから、どこにいるか見つけるまで)

 

どこにいるか分かりませんからね

 

仕方なく他でカットをしたそうでございます。

 

 

 

 

 ロングからのバッサリカット・・・

 

1回切ってみて・・・どーも、おかしい・・・

 

という事で申し訳ないけど

 

スタイルチェンジでもう1回切り直し・・・

 

いや、もっと、変じゃね・・・?

 

 

 

 

 と言う事で、「山本どこ行きやがったあの野郎」と

 

「どっかでバッタリ再会したらタダじゃおかんぞ」と、

 

結果私が悪い感じです。笑

 

 

 

 

 はい、突然いなくなったので、もちろん私の責任です。

 

本当に・・・ご苦労をおかけいたしました。

 

心より、お詫び申し上げます。

 

また今後も美容師として担当させていただける事を、誇りに思います。

 

 

 

 

 ・・・いや本当、バッタリとかじゃなくて

 

ちゃんと美容師として見つかって、良かったですよね・・・(私が)

 

 

 

 

 

 もちろん画像は絵ですしね

 

かなり、ザックリ、描いてます。

 

こういう意味、っていうのが分かる様

 

上の毛とか、けっこう極端に引き出してます。

 

でも、意味は、こんなんです。

 

 

 

 

 

(※図をチラ見しただけで分かっちゃうような大先生方は

 

お気になさらないで下さい。かなり内容は端折って書いております。

 

細かい点、切り方の詳細などは大目に見てください。) 

 

 

 

 

 

 スタイルというか、シルエット的には

 

実は今日はそんなに変えていません、が

 

 

カット自体は全然違うものにして

 

 

セニングも、トップ中心に入れ直して

 

 

とっても素敵な笑顔でお帰りいただきました◎

 

 

 

 

 そう、良い笑顔でした・・・

 

なんとか直せたから

 

 

1ヶ月以上、耐えて、伸ばしてくれたので

 

 

 

なんとか、です。

 

 

 

理想を言うと、左が(画像だと顔の右側・展開図の方)

 

あと一回は、短くして、修正のカットを入れなければならない・・・

 

 

 

 

 悔しいですよ私は。

 

 

 

 

 これが、笑顔でお帰りさせてあげられないレベルだったら・・・あ

 

いや・・・まぁ、いっか。

 

結果素敵だったし・・・。

 

いなくなった、私も、悪いし。笑

 

 

 

 

 32Bと同じですね

 

どう切ればいいのかが分からなくなったのかなぁ・・・

 

しかもオーダーはカットのみ

 

 

パーマなし・・・さぁ、ごまかす事は出来ない

 

 

 

 なにせ彼女はサラサラでまぁまぁ直毛

 

しかも短めのボブのスタイル

 

カットラインがモロに出る。

 

しかも現在は黒髪で、カットだけの力でなんとかしなければいけない

 

 

 

 

 前のカットの状態を見れば

 

正直、前に切った美容師さんがどういった考えで

 

どう切って、どうセニングして(すいて)

 

という事は分かるんです。

 

 

 

 

 最近私がブログで良く書きますが

 

まぁやっぱり、かなり、1度オカッパに近いカットにして

 

結果、下が大きくボリュームの出るスタイルになり

 

もちろんお客様はそんなもん頼んでいないので・・・

 

良く分からないし、とりあえずセニングで

 

 

中をスッカスカにしました、とさ^^

 

 

 

 

 

 そして、なんとか、まぁ、おさまった(潰しただけ)

 

ということにしたんでしょうが

 

 

甘い!

 

 

そう、左(画像右)が何故お外にハネているのか?

 

 

 

 

 これ、地雷みたいなもんなんです

 

切ってすぐは潰れているので分りにくい

 

ほんの数日後には、根元が伸びてきて

 

中のスカスカな子達が暴れだす

 

 

 

 

 美容師なら考えれば分かるはず

 

今回のカットに限らず

 

せっかくカットで作った、新しい毛先、つまり

 

 

カットラインが、崩れるほどのセニング

 

 

当然、スタイルとしても、崩れだす

 

 

 

 

 

 トップの一番長い髪が、セニングしていないので一番重く

 

それが中のセニングでスカスカになった、土台に、乗る

 

上から押し付けられ、更にラインが崩れているため、

 

結束力のない残された毛先達は、外へ外へと、押し出されて行く・・・

 

土台がそんな不安定だから、重い上の髪も一緒に暴走し出す・・・

 

 

 

 

 

 そして1番の原因は

 

図を見てもらうと分かると思いますが

 

分け目が右分け(画像では左側)

 

美容師じゃない方でも、分かりますよね?

 

分け目と反対サイドが、髪の毛の総量は多くなる

(上から被さって重なっている分)

 

 

で、オカッパに切ってて、ただただ重いスタイルだから

 

カットラインの角度は、左右同じになってしまっている。

 

分け目が、真ん中じゃないのに、ね。

 

 

 

 

 

 で、左右の重さを揃えようとセニングいれまくれば、当然

 

 

左(画像では右側)の中を余計に多くセニングする

 

 

だから左だけ、余計にハネる。

 

あったりまえじゃないか

 

 

 

 

 普通に、よくある、

 

前下がりで、内巻きで、タイトな、グラボブだぞ・・・

 

 

 

 

「いや〜難しかったわ〜」「いや〜分からなかったわ〜」

 

で、そこで思考を止めるな、と。

 

 

 

 考えることも、やるべき課題も、プロならば

 

このババーっと書いたブログの中見ただけでも

 

めちゃくちゃいっぱいあるはず・・・

 

 

 

 

明らかに私より上手い先生方はいいんです

 

そういう皆様は、なにも言わなくても

 

私なんかより遥かに勉強も練習もしてますし、事実上手いから・・・

 

嫉妬するほどに。

 

 

 

 

 そうじゃなくても

 

もし美容師さんが見てて

 

くすぶってる若者美容師

 

アシスタント

 

ジュニア

 

ベテランでも良く分かってなくて今後悔してる方

 

などなど

 

 

 

 

 考えて

 

 

 考えて

 

 

 考えて

 

 

それでも答えが見つからないと

 

いてもたっても、いられなくならない?

 

お客様の悲しそうな、残念そうな顔を思い出したら

 

寝れなくはならないかい?

 

後悔で、寝れないほど、悔しくはならんかい?

 

 

 

 もうすぐ夜中の2時だ

 

 

 

自分のせいで、知らない間に、お客様の髪型ぶっ壊されてて

 

完全に補修しきれなくて、

 

 

私は悔しくてたまらん

 

 

 

 

 「寝れない」あなたはラッキーだ

 

 

その時間勉強すりゃいいだろう

 

 

 

 

 私は不器用な上に頭も硬く

 

美容師など重労働をしていい身体でもない

 

最初から誰よりも適正も才能もない

 

やっちゃダメだからねそもそも。

 

 

で?

 

 

やったら出来っから

 

 

 

やる気?

 

 

いらん、やる気なくてもやればいい

 

 

 

 あなたに、少しでも

 

美容師としての、プロとしての誇りがあるならば

 

私みたいな凡人以下でもある程度は出来るようになったのだから

 

あなたなら、出来るんじゃない?

 

 

 

 もちろん、やれ!とは言わないさぁ

 

遠慮なくやって、出来るようになっても、いいんだよ?

 

 

って話。

 

 

どんな世界、業界も、自分から動き出さないと・・・ねー。

 

 

 

2015年08月29日
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 「お客様の声」以外にも

 

サロンワークで皆様の参考になりそうなスタイルなど

 

悩める皆様のために色々と載せていきたいのですけれど

 

まだ出来ない状態でございます。

 

画像が、ないですからね

 

文字だけ見ても、ね・・・

 

 

 

 

 

 では何故書くのか・・・?

 

いえね、最近初めましてな方を担当する事も多いのですけれどもね

 

なんか、極端な事言うと、本当に

 

ただのオカッパ多くない?

 

ボブでも、ロングでも

 

若干前が上がったり下がったりはしてるけど・・・

 

全てのスタイル、その為のカットにもセニングにも理由がある!

 

 

 

 

 

 本日は1人目〜ロングからバッサリと

 

「ミズハラキコ(カタカナで書くとヤベェ・・・)風

 

お客様自身の髪質を活かしたバージョン」

 

な前下がりボブに切らせていただきましたが、

 

かなり重めスタイルなんだけど、オカッパじゃない〜、を

 

バァアアアっと手櫛で乾かすだけ、

 

yamaBがいっつも言ってるちょいコツだけで

 

とっても良い感じでした。

 

 

 

ちゃんと切って、ちゃんとドライすれ

 

ブラシもコテも、全然いらない

 

とっても素敵な髪質でございましたよ^^

 

 

 

 

 ・・・まさか見ててくれたりします?笑

 

遠慮なく洗ってほしいですが、ドライは必須ですね◎

 

前髪だけの縮毛矯正、薬剤は余計なもん何も混ぜずー

 

処理剤も使用せずー

 

DO-Sの低アルカリ高還元剤で

 

チオ・チオグリ・サルファイト、粘度調節程度にシステアミン少々と

 

4大還元術でアイロンも低温と優しくかけましたけれども、

 

それでもダメージは「確実にあります」から

 

優しくしてあげて下さいね〜

 

 

・・・意味、分かりませんよね・・・すみません。

 

 

また、このブログで書いていきますからね・・・

 

 

 

 

 

 2人目は元々ボブ系で来店、

 

重めのスタイルなんだけど、柔らかさや軽さ、つまりエアリー感のある

 

そんなスタイルにしたい!という事で、

 

カットとトリートメントで来店・・・

 

 

 

やっぱりオカッパにされてたので微調整^^;

 

 

 

 長さなんて変えなくてよろしい・・・グラの入れ方!

 

1人目とはまた違う入れ方でカット、セニングして

 

 

当然サロントリートメントなんて要りません。

 

 

断るB。笑

 

あ、やっぱり、お家でもオイルつけてる?

 

椿オイルか〜夜と朝??

 

 

それも要りません。もうやらない様に。笑

 

 

仕上げはちょいコツでババーーーーっと乾かして

 

ストレートアイロンで中間から大きく1スルー

 

クシすら、いらーん!

 

毛先にちょいちょいっとワックスつけて終了・・・

 

おお、エアリー・・・画像、ないけど・・・。

 

トリートメント代浮いたから

 

何か美味いもんでも食って帰って下さいノ

 

 

 

 

 

 その後3人目は常連様が来てくださり、

 

重めスタイルなのだけれど、頭の丸みに合わせ

 

グラデーションをトップまで、なめらかに入れる事で、

 

とても柔らか質感のロングスタイルにカット・・・で、

 

 

こういうロングでまさかのオカッパが結構いる

 

 

パーマかけてもコテで巻いても決まりませんよ。

 

 

 

 

 オカッパが悪いわけじゃない・・・

 

ワンレングスという素敵なスタイルの一つです。

 

重さを最も楽しむ為のスタイル・・・使い場所を、考えましょね。

 

 

 

中に穴あけセニングを誤魔化す為のスタイルじゃ、

 

ないよ

 

 

 

カットかーらーのー後でお出かけとの事だったので

 

大人の色気をプラス(?)した

 

 

「一見難しそうで頑張った風に見えるけどスゲー手抜きコテ巻きスタイル」

 

 

でバシーっと決めてやりましたね!

 

いや簡単だからバシーっと感はありませんでしたけどね!

 

こちらもちょいコツですよ、ちょいコ

 

いつものコテ巻きにちょいと1カール足すだけで

 

全然見えるものが違ってきますね。

 

素敵でございました。

 

 

 

 

 

 あ、あれカットとセニングがちゃんとなってないと

 

あそこまで良い感じになりませんので、あしからず。笑

 

 

オカッパじゃ、ダメなの。

 

 

普通のグラカットとセニングだと、もっと野暮たくなりますので注意。

 

 

 

 

 そして、なんと、差し入れ、もろた・・・

 

 

 

 

 

6

 

 

そして食べた・・・

 

 

 

まさかの種入りで奥歯が逝きそうになり

 

「うおっ」

 

って1人で言ってしもた・・・

 

 

 

 

 

が、大変美味しゅうございました^^笑

 

いやホント

 

こういう良いやつって、品のある味してるんですよね〜

 

甘すぎず酸っぱすぎず

 

ぶとう丸ごと系でここまで味のバランス取れてるのは

 

実際に珍しいというか、素材の良さを活かしているというか

 

は・・・素材の良さ・・・・・・カットみたいですね!(やかましい)

 

いやぁほんと関心します・・・

 

 

 

 

 

さすが種あり

 

 

 

 

 冗談ですスミマセん、

 

 

ありがとうございました◎

 

2015年08月26日
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 ヘアカタログや、テレビに出ているモデルや女優さん達

 

とても華やかで、ヘアスタイルも、もちろん素敵

 

あのスタイルいいな

 

次はあんな風にしようかな・・・

 

 

 

 

 

 

・・・成功、しましたか・・・?

 

 

 

 

 

 今日も口うるさい接客をして参りましたyamaBです(ごめんなさい)

 

もっと楽に、もっと素敵に、

 

ヘアスタイルを、本当の意味で楽しんでほしい・・・

 

そう思うと、ついついシャンプーでツボを狙う指に力が入るし

 

ヘアケアやスタイリングの話がヒートアップしてしまいます。

 

もっと早く、もっと上手に、もっと沢山の人に・・・

 

 

 

 

 

 私が生涯で担当できるお客様の人数なんて、たかが知れています。

 

いや、美容師1人が担当出来るお客様が、ですね・・・

 

 

 

 

 私が尊敬している大先輩方は、とうの昔にパンク中^^;

 

もう予約がいっぱい過ぎてとれない・・・

 

願っても全員が、そんな上手い人には担当してもらえない

 

「人手」が足りない

 

 

 

 

 だからこそ、1人でも多くの美容師さんが

 

本気で勉強や練習をして

 

カットや薬剤の「意味」を理解しなければいけない

 

 

 

 

 髪の傷み状態やカットの状態が限界をこえ

 

目の前にいるのに、どうする事も出来ない事の歯痒さは

 

美容師なら、分かるはず

 

本当に、美容師、なら。

 

美容業界そのものと、美容を必要とする紳士淑女の皆様のために。

 

楽しんで、頑張りましょう。

 

 

 

 

 ここでもう1つ大切になってくるのは

 

それをお客様へ伝える事です。

 

どんなに完璧なスタイルを作っても

 

スタイリングが出来なきゃ意味がないのです。

 

 

 

 

 よく雑誌などでも美容師さんのコメントで

 

「再現性の高いカット」などと書かれていますね。

 

この「再現性」こそ「スタイリング」のことです。

 

 

19B スタイリングの重要性

 

 

そもそも「再現」しようとしなければ

 

「再現」されません。

 

 

髪の毛ですからね

 

形状記憶合金やオートマとは違います。

 

再現性の「高さ」は、スタイリングが

 

「より、やりやすい」ですからね。

 

理論上不可能なくらい0コンマ数ミリもズレのない

 

完璧なスタイルを作っても

 

 

寝癖ついたら終わり^^

 

 

 

 

 前置きが長くなりましたが

 

ヘアカタやテレビなどで見るヘアスタイルのカタログは

 

正直、yamaBはあまり使用しません(B)

 

言われれば渋々もってはいきますが・・・笑

 

 

 

 

 ヘアカタなんてものは

 

言葉でうまく説明できないニュアンスを

 

お互いに確認する為だけのもの!

 

 

 

 

 

 ヘアカタ通りにお願いしたお客様も

 

 逆に、ヘアカタ通りにお願いされて受けてしまった美容師さんも

 

 

リスクは高い(B)

 

 

とくにパーマとかね・・・

 

 

 

 ・限りなく重めなスタイルなのに、ハッキリ動きがあるパーマ

 

 ・重力に逆らい、髪が宙に浮いているエアリー感

 

 ・無造作に入り乱れながらも束感がクッキリ見えるスタイル

 

 

 

 

なるほど確かに素敵なスタイルがいっぱい載っている・・・

 

 

 

ほぼ全部コテっ!!(B)

 

 

 

 おそらく撮影の前にパーマはかけているでしょう。

 

嘘はついていないでしょう。

 

仕込みバッチリ、さぁ本番・・・

 

 

 

 

はいコテっ!!!笑

 

 

 

 

 かーらーのー

 

 

 

 オイル!

 

 

 ワックス!!

 

 

 スプレー!!!

 

 

 照明各種!!!!

 

 

 連写しての奇跡の1枚ドーン!!!!!

 

 

「皮膜」で

 

ツヤッツヤ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 自宅での

 

 

 再現性

 

 

 高い!?

 

 

 

 

 

 ね。

 

美容師さんはまずそこらへんをちゃんと踏まえた上で

 

ちゃんとカウンセリングして

 

そのスタイルが、どういう事を意味するのかをちゃんと伝えないとです。

 

 

 

 どう見たってコテで巻いてるだろってスタイルを

 

カットパーマの予約で希望されて

 

「あ、分かりました〜」って、どうでしたか?

 

失敗しませんでしたか?

 

私はしましたよ(B)

 

 

 

 

 

・・・あ、カットがちゃんと切れているとか

 

パーマがちゃんとかけれている事が前提のお話ですからね。

 

それらが出来ていれば、実際、限りなく近いものは

 

現場でも出来ますからね・・・その時だけなら、ね。

 

 

 

 

 

 これは現場で美容師がお客様に説明するべき事なのですが

 

お客様も、あまり美容師さんに無茶ぶりしないようにしましょう。笑

 

そしてヘアスタイルにあまり夢を見すぎないようにしましょう。

 

ヘアスタイルは、とってもアナログで、リアルなものです。

 

自分の、為ですよ。

 

結果として、失敗してしまいます・・・からね。

 

 

 

 

 

 ヘアカタの、それこそ美容師が全力で作り上げた作品

 

自宅で再現なんて、普通はまず、無理ですから、ね・・・。

 

 

 

 

 

 ヘアカタに載っている作品全部の事じゃないですからね

 

 

 

 

 実用的で

 

 優れていて

 

 美しい

 

 形あるもの

 

 機能美

 

 

それが、ヘアスタイルに大切な美しさだと、Bは思うわけです・・・。

2015年08月25日
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 ふとした瞬間に「西の人ですか?」とバレたyamaBです。

 

おかしいな、完璧な標準語のはずなのに・・・油断しよったんやなぁ(こら)

 

 

 

 

 

 

 本日のサロンワークでもいらっしゃいましたが、

 

初めて担当するお客様、カウンセリングをしてみると

 

思っていたよりもずっと多いのが、こちらのカットスタイル

 

 

 

6

 

 

 

 絵かよ

 

 

 

はい、何も見ずに描いてみましたシリーズ。笑

 

流行る、かな?(うざ)

 

すみません本当・・・実物写真はalmaが出来るまで

 

勘弁してくだせぇ・・・

 

 

 

 

 

 と、言うかこちらのスタイル

 

ご本人様があまりに可哀相なので、写真撮れても載せ辛い・・・

 

なんせ、1回じゃ、とても直せないスタイルだし、

 

写真でも、仕上がりだけ見ると、良く分からないから。

 

 

 

 

 

 左が髪を下ろしている状態

 

右がカットの設計図である展開図というモノです。

 

今日はロングでしたが、ミディアムやボブでも多いですからね。

 

 

 

 

 

 美容師さんなら、多分こんな下手くそな図でも

 

パッと見て「あーはいはい」ってなる、そんな美容室あるあるです。笑

 

いや笑えないか・・・

 

この図をもし美容師さんが見て

 

 

意味が分からない、もしくは自分コレ切ったな・・・と思った人は

 

 

大至急カットの勉強をし直しましょう。

 

お客様の為はもちろん、自分の為に!

 

 

むしろこんなカット誰も教えないし、

 

 

どんな本にも載ってないはず・・・いや、

 

だから逆にやってしまうのか・・・?

 

 

ちょっと想像力を働かせれば、分かる、かも?

 

 

 

 

 図のスタイルを簡単にyamaB的に説明すると

 

 

ロングのオカッパ

 

 

からの

 

 

中だけセニングで穴だらけカット

 

 

です。

 

 

 

 

 表面は重めにして被せて、隠してしまってから

 

中の方を根元からガツガツとセニング(髪をすく)事で

 

触った時の軽さとタイトなシルエットにしている・・・んだと思う。

 

 

 

 

 

 問題点は太い赤矢印

 

ヒョロヒョロしてるのも、毛、です。

 

向こうのお客様のお顔が透けて見えます・・・

 

いや、これ、大袈裟に描いたわけじゃないですからね?

 

本当に、横から見たら、髪の毛こうなってんです。

 

本日のはとくに分かりやすく酷いパターンだったので載せました。

 

 

 

 

 色々ツッコミどころはあるけれど、

 

せ、せめて、もう少しバランス良く・・・

 

 

・・・え?

 

 

「ディスコネです」って?

 

 

ハサミ二つに割るぞこの野郎。

 

 

ソウデスカ、ザンシン、デスネ・・。

 

 

 

 

 

 とにかく、さすがに、ここまで行くとやり過ぎ

 

もしかしたら何回かに分けてとか

 

それぞれ違う美容師さんが切ったのかもだけど・・・

 

それならそれで、誰かしら止めて欲しかった。

 

修正出来るところまでで・・・。

 

 

 

 

 

 髪のダメージは治せない・・・

 

 カットこそが最強のヘアケアであり、最後の砦・・・

 

 

 

 

 

そのカットでコレをやってしまったら、お終いなんだよ・・・

 

もう何も出来ないでしょ

 

だってそこにもう毛がないからねっ!

 

 

 

 

 

 あ、でも今日は切りました。笑

 

ごん太く残った根元から中間と

 

セニングされていない表面を馴染ませました。

 

伸びてきた時につながりやすいように。

 

 

でも、所詮、応急処置。

 

 

毛先ももう、ペラペラ

 

根元をセニングすれば、当然、毛先も更に減る。

 

 

バランスって本当に大切なんです。

 

 

毛がない部分が伸びなきゃ、どうしようもない・・・

 

 

 

 

 スタイルチェンジしてしまおうかとも思いましたが

 

まだ、ちょっと、中の穴あいたところの毛が短か過ぎるし

 

セニングで切られてラインもグチャグチャしているし、

 

範囲が広すぎるので、もう少し伸びて落ち着いたら、

 

バッサリいきましょうね◎

 

 

 

 

 お客様も気をつけないといけない、これは大切な話し。

 

何度でも書きますが、カットにしたって、美容師に出来る事は

 

物理と化学で可能な範囲!

 

 

 

 

 (見た目が)重いスタイルにしたいし、段も入れたくありません。

 

 (伸ばしているので)長さも短くしたくないので切りたくないです。

 

(でもそれだと)髪の量が多くて重いので、すいて(セニング)下さい。

 

 

 

 

出来んやろっ^^

 

 

 

 

 

こうして文章にすると、分かりやすいでしょうか?

 

矛盾がありますよね

 

重くしたいのに、軽くしたくて、でも、長くしたい・・・?

 

 

 

 

 

 いや正確には出来ますよ。

 

フレンチカットグランできる上手な美容師さんとか

 

全体をバランス良くセニング出来る美容師さんなら。

 

 

 

 

 カットで作るスタイルをグラで重めのAラインなどで作り

 

長さとの兼ね合いから適度に根元から毛先までの毛量を調節すれば、出来る。

 

 

でも限度がある。

 

 

大体こういうパターンだと

 

 

「もっと軽くしたい」になるんですよね・・・

 

 

 

だから矛盾してくる。

 

どこをセニングしたって、絶対にその先には「毛先」がある

 

「毛先」がなくなれば、長さは保てないし

 

そもそも「重いスタイル」なのに毛先ペラペラじゃ成立しなくなる・・

 

 

 

 

 

 

 美容師さん側も、ちゃんと勉強し、ちゃんと考え

 

そして「もっと軽くしたい」とか無茶振りされてもね

 

ちゃんと断るべき時は断りましょう。

 

カウンセリングはしっかりやりましょう。

 

出来ないものは、出来ない!

 

 

31B カウンセリングはオマケではない

 

 

それも、私達のお仕事ですからね。

 

 

 

 

 

って私も全然なんですけどねスミマセンでしゃばってゴメンなさい頑張ります終わりー。

2015年08月17日
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 カットが1番のヘアケア!?

 

 

 髪の毛は、何もしなくても傷んでいく

 

 

 そう、風化、していく・・・

 

 

 

 

 

23B 意外?なヘアケア

 

 

 

 

昨日の続き〜

 

 

 

 

 風化はイメージ出来るでしょか?

 

 

本来は地学用語なので、岩石が自然の作用でしだいに壊れていく様なんですが

 

 

今では同じニュアンスで様々な場面で使用されますよね。

 

 

 

 

 古い建物や歴史ある芸術作品なんかでも同じです。

 

 

何もしないで自然に晒したまま放ったらかしたら、どうなりますか?

 

 

そのまま風化が加速し、いずれ消失しますよね・・・

 

 

だから人の手を加えて、できる限り当時の姿に似た状態で維持させるのです。

 

 

ここ髪の毛と同じですよね。

 

 

当時の物、そのものに戻せたワケじゃない。

 

 

似た感じに見せて、維持しているだけ。

 

 

あれは、モノ自体というより、歴史や文化を守っているのです。

 

 

 

 

 

 そして髪の毛も、毛先の方から少しずつ、でも確実に傷んでいきます。

 

 

これをそのまま、ずっと放置したら、どうなるでしょう?

 

 

同じですよね。

 

 

傷みが、風化が、加速する!

 

 

傷んだ物質、その部分は、もっと傷みやすくなります。

 

 

傷口は広がるのです。

 

 

 

 

 

 え、ミイラに髪の毛が残ってるって?

 

 

あれは保存状態が良かったのです。

 

 

動かないから摩擦もなく

 

 

日にも当たらず

 

 

文字通り風すら吹かない様な場所に安置されていたからなのです。

 

 

「風化」とはよくいったもんですね。

 

 

生きた人間の頭についていて、全く動かないなんて事はありません。

 

 

 

 逆にこの事からも髪が死滅細胞だと分かるはずです。

 

 

そもそも生きていない細胞だからこそ

 

 

肉体がどんなに枯れ果てても、髪は「風化」さえなければ

 

 

そのまんまなのです。

 

 

皮、爪、骨なんかも、同じですよね。

 

 

 

 

 

 

 話は戻りますが、

 

 

傷んだ髪は、小さくて見えないけど、ササくれ立っていたり、枝毛だったり

 

 

穴ボコだらけだったり、水分がなかったりして、ゴツゴツザラザラです。

 

 

これらが引っかかるなどして、余計に裂けていく・・・

 

 

 

 

 指にササクレあったら、どうしますか?

 

 

そこ、引っかかったら痛くないですか?

 

 

引っ張ったらより指の皮が、下手すると肉ごと裂けませんか?

 

 

どうしよう・・・ってことで

 

 

切りますよね?

 

 

 

 洋服なども絹や動物の毛など繊維でできていますね

 

 

あれも柔軟剤とかでごまかしてはいますが、

 

 

徐々に傷み、ヨレヨレになってきますよね。

 

 

治りはしない、髪と似てますね、どちらも、毛、ですからね。

 

 

そして部分的にホツレて、ピロっと糸出てきたら、どうしますか?

 

 

そのままだと、もっともっとホツレませんか?

 

 

ひっぱったら、それこそ悲惨なことになりませんか?

 

 

切りますよね??

 

 

 

 

 では、毛先が傷み、枝毛などがあったら・・・?

 

 

切りますよね^^

 

 

 

 

 

 

 

 つい先日、2年に1度しか美容室に来ないというお客様に入りました。

 

 

4年以上、カラーやパーマもしていません。

 

 

髪の全長さは、ざっとみても3〜4年分の長さ。

 

 

で、今回も2年ぶりで、カットだけ・・・

 

 

 

 

 さぞ、綺麗な髪だと・・・思うでしょうか?

 

 

 

 

髪質の個人差や、普段のヘアケア方法もあるでしょうが、

 

 

今回の方の場合、根元は綺麗な黒髪なのに・・・

 

 

毛先にいくほど茶色で、最後は脱色した様な金髪

 

 

毛先だけではなく、中間部分にまで枝毛がある状態

 

 

乾かすだけで絡み出し、普通にクシが入らない

 

 

ちなみに癖毛ではありません。地毛はサラサラのストレートです。

 

 

 

 さすがに2年ってのは、私もあまり見た事なかったのですが

 

 

風化の威力に驚かされました。

 

 

 

短くしたくないとの事だったので、毛先の方と

 

 

中に隠れて見えない傷んだ毛先部分も

 

 

全体に5ミリほど切っておきました。

 

 

こうやって切れば見た目は短くならないのです

 

 

だいぶスベスベになりましたよ◎

 

 

ね、まるでトリートメント、まさにヘアケア、でしょう^^

 

 

切り方って、色々あるし、ちゃんと意味があるのです。

 

 

 

 

 

 どんなに自然で、何もしない方がいいとは言っても

 

 

人間好みに、清潔で綺麗な状態をキープする為には

 

 

人の手による管理が最低限必要なのです。

 

 

 

 

 なんでもかんでも自然!オーガニック!!ナチュラル!!!

 

 

なんてやってたら、原始人になってしまいますよ・・・

 

 

 

 

 ワンちゃんだって、その辺に放り出しといたら

 

 

きっと、マズイ感じになりますよね・・・

 

 

ブラッシングしてあげたり、洗ったり、犬種によっては

 

 

定期的にカットもするじゃないですか。

 

 

 

 

 サロントリートメントだけし続けて、カット無しだったら

 

 

多分もっと酷くなっていたでしょう。

 

 

いつもサロントリートメントなどされている方も

 

 

一緒にカットで定期的に切っているから、何とかそれなりに見えているだけ。

 

 

カットの方が、よっぽどトリートメントになってるんですよ。笑

 

 

 

 

 正しい「引く」ヘアケアと、定期的に行う適切なカットが

 

 

美しい髪質と、素敵な髪型を維持する方法なのです。

 

 

 

 

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